Sebben,crudele
Sebben, crudele, つれない人よ、たとえあなたが
mi fai languir, 私を窶れさせようとも
sempre fedele 私はいつも変わらぬ心で
ti voglio amar. あなたを愛していたい。
今度のコンサートで歌いたいと思い準備している曲(canzonetta)「Sebben,crudele」の詩です。
この節が曲中計6回繰り返される。
繰り返し言うことで、都度違った感情が生まれて。
そして幾度も高まる感情の波をくぐり、その狭間で、
冷静に歌を紡いでゆく・・・
言葉通りだけではなくその言葉の後ろには、夜空に瞬く星のごとく無数の「意味」が隠されている。
言葉とは完全であるようで完全ではなく・・・だから「歌」になるのかもしれません。
そうして歌うほどに今ここに「生きる」ということと「歌う」ということが重なり、ひとつになってゆくような。
「奈穂、まず大切なのは何よりも心で感じることだよ。( il cuore! )心 だよ。」
現師、M.Gittoはそう仰いました。
ああ、もっともっと必死で今を生きていたい!
今は今の歌を・・そのように生涯歌い続けてゆけたら。
大切なあなたの傍ら方で。
奈穂
Con la lunghezza 私が永く
del mio servir あなたにつかえることにより、
la tua fierezza あなたのつれなさを
sapro` stancar. 弱めることができるだろう。
作詞者不詳
夕焼空。