母の日
ローマでの生活の中に、最近ちょっと変化があり・・・
「ベビーシッター」をはじめました^-^
2歳と5歳の子どもたちとの時間は、様々な感性、アイデアの豊かさにあふれ、驚きや発見に満ちたかけがえのない時間です。
またその「お母さん」である女性の素晴らしさを、尊敬と感動の思いで目の当たりにする日々。
女性として生きるなかで、わが子に愛情を注ぐ時間をもてること・・・それは母になった人だけがもてる最高の世界なのではないかと想像するのです。
そして今日「母の日」を迎え、改めてわが母親への感謝の思いが深まります。
母は短大卒業後、就職、結婚、保育士の仕事をしながら私と2歳下の弟を育てました。実際には働きながらの子育ては難しく、祖母や叔母の協力が必要でした。
また父の勤務時間が不定期だったので、都合によっては父といた時間も多かったそうです。
母にはよく叱られました(笑)・・・そしてそのことを母からの「愛」として客観的に受けとめ、感謝の気持ちを持ったのは16歳で米国へ留学した時だったでしょうか。
ひとりになってはじめて、どんなに母から教えられたことが私のすべての思考や行動を支えているのかを実感したのでした。
自分以上にわがことを思っている存在があること。
それ以上の幸福はないのではないでしょうか。
最近になって母がこんなことを呟きました。
子育てにおいて、愛情を注ぎすぎるということは決してないと。
もっとあげられたらよかったな。
なんて・・・お母さん、それは私たち(私・弟・妹)がこの人生を、
その愛情をもとに生きていて、他でもない、わたしはその「愛」があったからいまこうして歌っています・・・それをさらに、大きな愛の渦にして、みなさまを巻き込みながら歌い続けてゆきたい。
わたしはまだ母ではありませんが・・・
いつかもし子を授かることがあったら、きっとまたぜんぜん違った気持ちで母のことを思うのでしょうね。
また、わたしの大切な友人たちが母になりますます輝いていることもわたしの大きな喜びのひとつ。
みんなに伝えたい・・・「お母さん」になってくれてありがとうって。
そのかけがえのない小さな命をこの世に生み出し育てているお母さんたちみんなに、
今日のこの日にメッセージ、「お母さん、いつもありがとう」を。
わたし、夢があって、いつか「お母さん」のためのコンサートを企画したい。
それはもちろんお子さんたちとの時間を音楽を通して共有していたただきたいから。
プログラムはいつものコンサートといっしょだけれど、お客さまがみんなお母さんと(あ、もちろんお父さんでもおじいちゃんでも・笑)子どもたちだけのコンサート。
そんなことわくわくして妄想しています。
最後にわが母へ。
たくさんの感謝をこめて。
いつまでも若々しく元気で明るいお母さんでいてね。
お母さん、いつもありがとう。
奈穂